日本母体救命システム普及協議会について

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日本母体救命システム普及協議会について

代表挨拶

ご挨拶

 

日本母体救命システム普及協議会

代表 石渡 勇




 妊産婦死亡・脳性麻痺等に代表される悲惨な偶発事例は患者側にとっても、医療側にとっても、誠に心痛むものであります。少しでも、偶発事例の発生を減らしていきたい。これは、誰もが願うことであります。

 わが国の妊産婦死亡は分娩10万対3.5~4.2で、その原因の約1/4は危機的産科出血です。一次医療機関から周産期センターに母体搬送される妊婦の約1/3は自宅で、医療機関内で、救急車内で心肺停止状態になっています。周産期医療体制は充実してきたとはいえ、円滑な母体搬送が行われるよう、さらなる改善が求められます。周産期センター等高次医療機関には状態のよい時期に、少なくとも心肺停止状態になる前に搬送することが必要です。

 そのような背景のなか、産科医、救急医、麻酔科医、助産師、看護師等あらゆる職種の周産期医療関係者に標準的な母体救命法を普及させると共に、効果的な母体救命医療システムの開発とその実践を促進すること、及びこれによる妊産婦への質の高い医療の提供と周産期医療の向上を通じて社会の福祉に貢献することを目的に2015年7月、日本母体救命システム普及協議会(Japan Council for Implementation of Maternal Emergency Life Support System: J-CIMELS:代表;故岡井 崇先生)が設立されました。J-CIMELSは日本産婦人科医会、日本産科婦人科学会、日本周産期・新生児医学会、日本臨床救急医学会、日本麻酔科学会、京都産婦人科臨床救急研究会、妊産婦死亡症例検討評価委員会の7学会・団体で構成されています。岡井前代表はじめ本協議会関係者の並々ならぬ努力の結果、さらに3つの協賛団体の協力を得、本活動が全国に普及発展し軌道に乗りました。2018年6月現在の各コースの受講者累計数は、ベーシックコース6,545人、ベーシック・インストラクターコース1,052人、アドバンスコース176人です。現在、39の都道府県でベーシックコースが開催され、残りの8県も本年中には開催予定です。

この度、岡井先生の後任としてJ-CIMELSの代表を務めることになりました。
関係各位の絶大なるご支援とご協力に深く感謝するとともに、なお一層のご高配をお願い致します。
 






 
2018/7/25